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涅槃 下

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-02-251789-0
4-02-251789-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 468P 19cm
シリーズ名 涅槃

商品内容

要旨

宇喜多家の存続のためには、どんなことでもする。親族はおろか我が死でさえも、交渉の切り札に使う。世間でいう武士道などは、犬にでも呉れてやる。直家は宇喜多家を再興し、石山城(岡山城)を国内商業の拠点と定める。同時に、近隣の浦上・三村と激しくつばぜり合いをくり返し、彼らの背後にいる巨大勢力の毛利・織田の狭間で、神経を磨り減らしながら戦い続ける。直家の生来の気弱さを知る、妻のお福。生涯の恩人となった商人・阿部善定。旧縁である黒田満隆と官兵衛の親子。直家が武士に取り立てた商人・小西行長…様々な人との関わりの中から、直家は世の理(ことわり)に気付いていく。―人の縁で、世は永劫に回り続けていく。

著者紹介

垣根 涼介 (カキネ リョウスケ)  
1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でデビュー、サントリーミステリー大賞と読者賞のダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠を受賞。05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、06年『室町無頼』で本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)