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フォルモサ南方奇譚

出版社名 春秋社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-393-42463-6
4-393-42463-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 350P 図版16P 19cm

商品内容

要旨

神々の楽園、台湾のディープ・サウスへ。歴史・文学・伝承から南台湾の複雑な「いま」を読み解く。

目次

羅漢門の皇帝陛下
客家と仮黎 よそ者たちが唱った故郷
清あるを知って日本あるを知らず 六堆客家興亡史
左営旧城三百年のマジナイ
高雄版ドラゴンクエスト 曹公と龍の母子たち
伝説の黄金郷を探して
浸水営古道クロニクル 忘れられた騒乱
亡霊たちの眠る町 タイワンザルと博物学者
〓濃渓サバイバル 帰ってきた紅毛の親戚と合従連衡するマイノリティ
瑯〓八宝公主譚 カミさまとなったおひいさま
1871漂流民狂詩曲
ワタシハダレ?台湾出兵と忘れられた拉致事件
「鬼」をもって神兵となす
神を燃やす
土匪と観音、ときどきパレスチナ
フォルモサ水滸伝
生きべくんば農民と共に、死すべくんば農民のために

出版社・メーカーコメント

大国による支配の痕跡と土着の文化が絡み合う神々の楽園・台湾。特に民族・文化・信仰が複雑な地層を描く南部に注目し、歴史と伝承の狭間にある数々の奇譚から、すでにないのにそこにある、台湾の「いま」へと迫る17章。

著者紹介

倉本 知明 (クラモト トモアキ)  
1982年、香川県三豊市出身。立命館大学国際関係学部卒業、同大学院先端総合学術研究科修了、学術博士。専門は台湾の現代文学。2010年から台湾在住、現在は高雄の文藻外語大学准教授。台湾文学翻訳家としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)