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茶味空間。 茶で読み解くニッポン

CASA BOOKS

出版社名 マガジンハウス
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-8387-2449-9
4-8387-2449-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 187P 19cm

商品内容

要旨

雑誌『カーサ ブルータス』の人気連載が待望の書籍化。利休の末裔、現代茶の湯の若き牽引者による、目からうろこの日本文化解説。

目次

第1章 かたちの周辺(茶の机
木地釣瓶
好みと写し
見立て

呼継ぎ
東求道同仁斎
銀閣寺と月
松花堂弁当
袈裟
ふきよせ)
第2章 美の周辺(仏像
焼経
美麗
古筆切
曼荼羅
本地垂迹
山水画
たて花
狩野永徳「四季花鳥図襖」
長谷川等伯「松林図」
琳派
長沢芦雪
ルーシー・リー)
第3章 茶の周辺(濃茶


竹花入
茶入
たばこ盆
楽茶碗
高台
茶箱
箱書

結界
床と掛物
一汁三菜
茶とキリスト教
清め
つくばい
にじり口
献茶式
稽古
織部
千利休
わび・さび
伝燈)

出版社・メーカーコメント

「見立て」って何? 「松花堂弁当」の由来とは? 「曼荼羅(まんだら)」には何が描かれている? 「千 利休」ってどうしてスゴいの? 2007年から4年間にわたり雑誌『Casa BRUTUS』にて連載された千 宗屋氏の「茶味空間(ちゃみくうかん)。」毎号、あるひとつのテーマを掲げながら、日本文化の森羅万象を茶の湯の視線をとおして分かりやすく解説しました。この人気連載をまとめ、加筆し、一部新規原稿を加えたこの単行本。茶道具はもちろんのこと、日本美術史、骨董、現代アートに至るまで幅広い知識をもち、現代の茶の湯を牽引する若き異能茶人、千 宗屋氏による解説はまさに“目からうろこ”もの。日本人でも深くは理解していなかったさまざまな事象が、分かりやすく読み解かれます。それぞれの話題に添えられた美しいビジュアルも見どころのひとつ。 さらに書籍だけの特典として、利休の創案とされる、通常一般には入る事が許されない国宝茶室「待庵」で行われた現代美術家・杉本博司氏との刺激的対談「利休とマルセル・デュシャン」も収録。 お茶を知らない人、デザインやアートに興味のある人、日本を深く知りたい人、必読の本です。

著者紹介

千 宗屋 (セン ソウオク)  
1975年京都府生まれ。本名は千方可(まさよし)。茶道三千家のひとつ、武者小路千家家元後嗣(次期家元)。斎号は隨縁斎。慶應義塾大学大学院修士課程修了(中世日本絵画史)。2008年、文化庁文化交流使として一年間ニューヨークに滞在。日本美術史から茶道具、古美術、現代アートにいたるまで造詣が深い。明治学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)