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共謀罪の何が問題か

岩波ブックレット No.966

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-00-270966-6
4-00-270966-3
税込価格 638円
頁数・縦 71P 21cm

商品内容

要旨

犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」。危険性を指摘され、国会で三度廃案になった法案が装いを変え、「テロ等準備罪」の呼び名で新設されようとしている。しかし、この立法は犯罪対策にとって不要であるばかりでなく、市民生活に重大な制約をもたらすものだ。第一線で活躍する刑事法の研究者が数々の問題点・矛盾点を指摘する。

目次

第1章 共謀罪と日本法の違い
第2章 国連条約にそぐわない内容
第3章 オリンピックのためというウソ
第4章 テロ対策のためというウソ
第5章 内容の無限定性
第6章 治安を向上させず市民を圧迫
第7章 国会運営の異常さ

おすすめコメント

犯罪の計画段階を処罰する「共謀罪」。その危険性・問題点を第一線で活躍する刑事法研究者が鋭く指摘する。

著者紹介

〓山 佳奈子 (タカヤマ カナコ)  
京都大学法科大学院教授。東京大学法学部卒。成城大学法学部助教授、京都大学大学院法学研究科助教授を経て、現職。専門は刑法の基礎理論、経済刑法、国際刑法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)