• 本

ことば遊びの楽しみ

岩波新書 新赤版 1019

出版社名 岩波書店
出版年月 2006年5月
ISBNコード 978-4-00-431019-8
4-00-431019-9
税込価格 792円
頁数・縦 200P 18cm

商品内容

要旨

「竹やぶ焼けた」「貴社の記者、汽車で帰社した」「世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛に毛があり禿に毛がなし」。日本語ほど盛んにことば遊びが楽しまれてきた言語はあるまい。幼い頃からその多彩な遊びを愛してきた作家が、古今の傑作や自らの創作をまじえて、駄じゃれ、いろは歌、回文、アナグラムなどの豊かな世界へと案内する。

目次

第1章 日本語とことば遊び―少ない音、おおらかな耳
第2章 文芸のなかのしゃれ・比喩―古典に現代小説に、息づく遊び心
第3章 若い脳みその中へ―私のことば遊び遍歴
第4章 漢字の感じを忘れるな―単純な遊び、高度な遊び
第5章 なぞの構造―二段なぞから無理問答まで
第6章 回文という怪文―アナグラムは発展途上?
第7章 いろは歌は文化遺産だ―七五調のリズムに乗せて
第8章 舌を走らせ早口ことば―落語・歌舞伎に『マザー・グース』に
第9章 ユーモア辞典のすすめ―目から鱗の“天使の辞典”を
第10章 落ち穂拾いから―折り句、記憶術、替え歌…

おすすめコメント

駄じゃれ、掛けことば、アナグラム・・・・・。誰もが気軽に楽しめることば遊びは、日本語の「文化遺産」。その豊かな世界へ案内する。

著者紹介

阿刀田 高 (アトウダ タカシ)  
1935年東京都に生まれる。1960年早稲田大学文学部仏文科卒。現在、作家、日本ペンクラブ専務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)