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絶望死 労働者階級の命を奪う「病」

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-02-251752-4
4-02-251752-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 376,15P 19cm

商品内容

要旨

アメリカで広がる生きる希望の「格差」。自殺、薬物、アルコール、孤独…置き去りにされる米国のワーキングクラス。彼らを死に追いやる“痛み”の正体とは?ピュリッツァー賞を2度受賞したジャーナリストが、全米50州を丹念に取材し、網渡りで生きる人々の現実を描いた衝撃のリポート。

目次

スクールバス6号車に乗っていた子どもたち
「世界30位!」
仕事が消えた
アメリカの新貴族階級
なぜアメリカは道を外れたのか
白衣を着た麻薬の売人たち
薬物との戦いに敗れて
ブートストラップ神話
絶望死
効果的な介入
ユニバーサル・ヘルス・ケア―町から町へ
豊かな国のホームレス
エスケープ・アーティスト
銃で顔面を撃たれて
神よ、家族を守り給え
真実の心と心の結婚
子どもを食い物にする
問題を抱えた子どもたちを育てる
もっと多くのエスケープ・アーティストを
失われたアメリカを求めて

出版社・メーカーコメント

米国で急増する「絶望死」。労働者階級を死に追いやる正体とは何か? 全米50州各地で、職を失い貧困にあえぎ生きる望みをなくした人々の実態を、ピュリッツァー賞を2度受賞した著者がリポート。格差と分断が深まる米国の窮状に迫る。

著者紹介

クリストフ,ニコラス・D. (クリストフ,ニコラスD.)   Kristof,Nicholas D.
シェリル・ウーダンとは夫婦。「ニューヨーク・タイムズ」紙の海外特派員として中国の天安門事件の報道で、夫婦として初めてピュリッツァー国際報道賞を受賞、2009年にはデイトン文学平和賞を受賞。ハーバード大学卒業後、ローズ奨学金を得てオックスフォード大学で法律を学んだ。「ニューヨーク・タイムズ」の香港、北京、東京の局長を歴任し、現在、同紙の論説コラムニスト。夫婦はニューヨーク市近郊に在住
ウーダン,シェリル (ウーダン,シェリル)   WuDunn,Sheryl
ニコラス・D・クリストフとは夫婦。「ニューヨーク・タイムズ」紙の海外特派員として中国の天安門事件の報道で、夫婦として初めてピュリッツァー国際報道賞を受賞、2009年にはデイトン文学平和賞を受賞。ニューヨークで育ち、コーネル大学を卒業後、プリンストン大学で公共政策を学び、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した。「ニューヨーク・タイムズ」の東京と北京のビジネス編集者および外国特派員をつとめ、現在は財務とコンサルティング業に従事。夫婦はニューヨーク市近郊に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)