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「革命」再考 資本主義後の世界を想う

角川新書 K−122

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-04-082121-4
4-04-082121-1
税込価格 924円
頁数・縦 255P 18cm

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要旨

米国をはじめ、世界各国に自国中心主義、反グローバリズムの風潮が広がりつつある。フランス革命で確立された人権重視の価値観が揺らぐとともに、ソ連崩壊を経て隆盛をきわめた資本主義にもほころびが出てきている。ここにきて政治・社会の大転換を促す「革命」が起こる条件が整ってきているようだ。本書では、「革命」とは何かを定義した上で、近代以降の大小さまざまな革命・社会運動の歴史を振り返りながら、資本主義“後”へ向かう世界の状況を論じている。戦後、先進国で厚みを増した中産階級による人権抑圧等への抵抗は、リーマンショックを経て衰退。格差、貧困などを背景とする革命の機運が高まっているのだ。著者は、神奈川大学経済学部教授。社会史、社会思想史、マルクス学を専門とし、『超訳「資本論」』全3巻(祥伝社新書)など著書多数。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年2月21日]

商品内容

要旨

「資本主義の危機は、勝利の美酒に酔ったときに始まった」。ロシア革命より100年、皮肉なことにソ連崩壊後の方が「革命」を望む声・警戒する声が起きている。極左と極右に揺れる世界はグローバル“後”に向かっているのだ。革命は起こりえる。今こそ、その現象を分析する必要がある。

目次

序章 革命とは何か
第1章 二〇世紀革命論の母
第2章 現実肯定主義からの革命批判
第3章 新しい暴力、無政府運動
第4章 革命と反革命
第5章 新自由主義と結合した「革命」
終章 人間の新しい可能性を示す

おすすめコメント

アメリカに続き、フランス大統領選も!? グローバル“後”の世界が来る。革命とは、新しい価値観による旧来の価値観の転覆である。資本主義の危機は、勝利の美酒に酔ったときに始まった。アラブの春の時は泡沫の夢として。IS台頭の際は悪夢として。ウォ―ル街のオキュパイ運動を始めとした反グローバリズム運動の際には希望として。ロシア革命より100年、皮肉な事にソ連崩壊後の方が「革命」を望む声・警戒する声が起きている。アメリカ大統領選を筆頭に、極左と極右に揺れる世界はグローバル“後”に向かっているのだ。革命は起こりえる。今こそ、その現象を分析する必要がある。革命は、新しい価値観による旧来の価値観の転覆だ ■政治的解放が政治への無関心へと進む ■歴史修正主義は現実肯定主義から生まれた ■資本は儲からなくなると国家主義的になる ■階級闘争は利益に対する闘争ではない ■現代社会の問題は、もはやたんなる人権の問題ではない <目次> 最初ひとこと はじめに 序章 革命とは何か 第一節 政権移譲は革命と見なされるか 第二節 未来への希望 第一章 二〇世紀革命論の母 第一節 マルクスの革命観 第二節 フランス革命の自己矛盾 第三節 社会的解放とは何か 第二章 現実肯定主義からの革命批判 第一節 異なる二つの革命の見方 第二節 アーレントの革命観 第三節 フュレの革命観 第四節 三者の共通理解 第三章 新しい暴力、無政府運動 第一節 中央と周辺、搾取と収奪の位置関係 第二節 一八四八年革命とパリ・コミューン 第三節 暴力と革命 第四章 革命と反革命 第一節 レーニンの革命観 第二節 トロツキー 第三節 革命の失敗 第四節 スターリンの支配体制 第五章 新自由主義と結合した「革命」 第一節 個人と集団の問題 第二節 革命の中に人間の意志を見る 第三節 新自由主義と合流する革命論 第四節 新自由主義の「革命」 終章 人間の新しい可能性を示す おわりに 主要参考・引用文献

著者紹介

的場 昭弘 (マトバ アキヒロ)  
1952年、宮崎県生まれ。神奈川大学経済学部定員外教授。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)