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岡山女

新装版

角川ホラー文庫 い3−21

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-04-112678-3
4-04-112678-9
税込価格 726円
頁数・縦 237P 15cm
シリーズ名 岡山女

商品内容

要旨

妾として囲われていたタミエは、ある日旦那に日本刀で切り付けられ左目と美しい容貌を失った。代償に彼女が手にしたのは、この世ならざる魑魅魍魎と死霊の影を捉える霊能力だった。「霊感女性現る」と町でも評判となるタミエ。やがて彼女の許へは、おぞましい事情を抱えた依頼客達が次々と集まってくるようになり―。明治の岡山を舞台に、隻眼の女霊媒師の怪異との邂逅を精妙な筆致で描き上げた至高の幻妖怪奇小説。

出版社・メーカーコメント

幻妖、ここに極まれり。直木賞候補作、新装版で登場!日本刀で切りつけられ、左目を失ったタミエ。代償に手に入れたのは、死者の影を見る力だった。霊媒師となったタミエの元には怪しい依頼客が集まるようになり……彼岸と此岸の間を体感する怪奇小説の白眉。

著者紹介

岩井 志麻子 (イワイ シマコ)  
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。『岡山女』は第124回直木賞候補作となった。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)