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疲れすぎて眠れぬ夜のために

角川文庫 う17-2

出版社名 角川書店
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-04-370703-4
4-04-370703-7
税込価格 748円
頁数・縦 270P 15cm

商品内容

要旨

疲れるのは健全である徴。病気になるのは生きている証。サクセスモデルへの幻想を棄てて、「1ランク下の自分」を目指しませんか?ささやかなことで「幸せ」になれるのは一つの能力です。まずは身体の内側から発信される信号を聴き取ること。真の利己主義を目指すこと。礼儀作法と型で身を守ること。家族の愛情至上主義をやめること―。今最も信頼できる哲学者が、日本人の身体文化の原点に立ち帰って提案する、最強の幸福論。

目次

1 心耳を澄ます(ワンランク下の自分に
ほんとうの利己主義とは ほか)
2 働くことに疲れたら(サクセスモデルの幻想
女性嫌悪の国アメリカが生んだサクセスモデル ほか)
3 身体の感覚を蘇らせる(個性ということ
マップする視点 ほか)
4 「らしく」生きる(アイデンティティという物語
エコロジカル・ニッチ論 ほか)
5 家族を愛するとは(どんな制度にも賞味期限がある
私の拡大家族論 ほか)

おすすめコメント

いま最も信頼できる哲学者による、目からウロコの幸福論。疲れるのは健全なあかし。病気になるのは生きている証拠。そろそろサクセス幻想の呪縛から自由になりませんか?

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年東京生まれ。神戸女学院大学文学部教授。東京大学文学部仏文科卒。都立大学大学院博士課程(仏文専攻)中退。専門はフランス現代思想、武道論、映画論など。古武道とフランス現代思想に精通した独自の視点で注目を集める。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で2007年小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)