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遠野物語remix

角川文庫 き26−71

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-04-400318-0
4-04-400318-1
税込価格 660円
頁数・縦 273P 15cm

商品内容

要旨

岩の上の肌が抜けるように白い女、川岸に足跡を残す赤い顔の河童―。岩手県遠野の古くから伝わる、不可思議な説話を集めた『遠野物語』。日本民俗学の黎明を告げた柳田國男の記念すべき名著を、京極夏彦がリミックス。深く読み解き、新たに結んだ。百年の時を隔てた二者の感性の邂逅は、新たな世界観を生み、読む者を見知らぬ境地へといざなう。静かな恐怖がにじり寄ってくる、比類なき怪異譚。

出版社・メーカーコメント

山で高笑いする女、赤い顔の河童、天井にぴたりと張り付く人……岩手県遠野の郷にいにしえより伝えられし怪異の数々。柳田國男の『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ。新釈“遠野物語”。

著者紹介

京極 夏彦 (キョウゴク ナツヒコ)  
小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞
柳田 國男 (ヤナギタ クニオ)  
民俗学者。1875年兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のちの日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の独自の立場を確立。51年、文化勲章受章。62年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)