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贋札の世界史

角川ソフィア文庫 I410−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-04-400530-6
4-04-400530-3
税込価格 968円
頁数・縦 244P 15cm

商品内容

要旨

10世紀に紙幣が発明されて以来、その歴史は偽造犯との「戦いの歴史」と言っても過言ではない。水彩による職人技を駆使した者、米国財務省をも出し抜いた「偽造者の王」、戦時中に謀略活動として行われたナポレオン軍による占領国の紙幣原版密輸、ナチスによる英ポンド券偽造作戦―伝説的な事件の数々や歴史の裏側の攻防戦に迫る。さらに、紙幣に肖像が使われる理由や最新の印刷・製紙技術まで、元大蔵省印刷局の専門家が明かす。

目次

序章 世界初の贋札
第1章 日本の贋札史(日本初の紙幣にも偽造の脅威
藩札の偽造とその対策 ほか)
第2章 世界の贋札史(中国歴代王朝贋札史
ヨーロッパでも紙幣誕生の瞬間から偽造券発生 ほか)
第3章 戦争と紙幣偽造(戦時における相手国紙幣の偽造作戦
ナチス親衛隊による英ポンド偽造作戦 ほか)
終章 贋札作りは割に合わない

おすすめコメント

紙幣の歴史は、すなわち偽造との戦いの歴史である10世紀に中国で紙幣が誕生するとすぐ贋札が出現した。手書きの偽造犯、国でさえ判別できない精巧な偽造から、ナチスによる英ポンド偽造作戦、近年の事件まで。元大蔵省印刷局の著者がその歴史を紐解く。

著者紹介

植村 峻 (ウエムラ タカシ)  
紙幣研究家、カレンシー・リサーチ社長、一般財団法人印刷朝陽会事務局長。1935年生まれ、58年から大蔵省印刷局に勤務。退職後は紙幣の歴史や技術の研究、著述や講演活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)