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世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険

角川ソフィア文庫 SP K−107−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-04-409101-9
4-04-409101-3
税込価格 817円
頁数・縦 282P 15cm
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分数は難しい?A
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商品内容

要旨

世界は数でできている!賭けに勝つために、また最も賢い貯金法を編みだすために役立つ数学とは?整数、分数、無理数、虚数などの数の成り立ちとその不思議な性格をやさしく解説。日常生活でいつも気になる「数の現象」から、量子コンピュータや暗号理論など、数の「特性」を利用した最先端技術の仕組みと秘密までを徹底的に謎解きする。人間と社会、そして自然を繋ぎ合わせる「世界に隠れた数式」に迫る、極上の数学入門。

目次

プロローグ 数ってスゴイ!だって数を使えば世界をナビゲートできるのだ!
第1章 人間の指からはじまる壮大な物語(10進法の呪縛
ETは8進法を使う? ほか)
第2章 分数からはじまる不確実性との戦いの物語(分数は難しい?
分数の足し算はどうして自然じゃないんだろうか ほか)
第3章 無理数からはじまる豊かな現実世界の物語(平方根には美が潜んでいる
ひもとコップと時計で作る平方根 ほか)
第4章 虚数からはじまるミクロの不思議物語(虚数が誕生したのは数学が格闘技だった時代
現実にはフィクションが必要なのだ ほか)
あとがきにかえて リミックス曲ではなく、カヴァー曲

おすすめコメント

分数、無理数から最先端暗号理論の仕組みまで、数と数学がわかる楽しさ実感! 人生をもっと豊かにステージアップするための鍵は「数」だ!分数・無理数など数学の基本を丁寧に解説、平方根を使った最適貯金法から素数を利用した最先端の暗号理論の仕組みと破り方まで、数学がわかる楽しさ実感!

内容抜粋

本書「プロローグ」より

 この本のウリは、「数」の進化と人間の認識の進化をオーバーラップして語っていることです。整数の章では、コンピュータ・テクノロジーと、分数の章では、複雑性のコントロールと、無理数の章では不確実性を一歩進めたカオスや複雑系と、そして虚数の章では、ミクロの物質・量子たちの力学と、オーバーラップさせます。「数」がわたしたちの世界といかに活き活きとリンクしているかわかることでしょう。  この本のもう1つのウリは、最初の章と最後の章に暗号技術の話を配置していることです。具体的には、現代のIT技術に欠かせないRSA暗号とそれを打ち破る量子コンピューターの仕組みの解説です。現在のインターネット上のさまざまな情報交換やネットビジネスにおいては、RSA暗号は欠かすことのできない日常の道具となっています。これはまさに「数」のテクノロジーで成立しているのです。ところが、近い将来、量子コンピューターが開発されれば、これらの暗号はすべて破られてしまいます。その原理もまた、「数」のテクノロジーなのです。

著者紹介

小島 寛之 (コジマ ヒロユキ)  
1958年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。帝京大学講師を経て、同大学准教授。宇沢弘文に師事し、数理経済学、環境経済学、意思決定理論を専門とする経済学者として旺盛な研究・執筆活動を行うかたわら、数学エッセイストとして活躍。中高生向けの入門書から高度な学術書まで多くの著書を持つ。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)