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愛欲の精神史 3

王朝のエロス

角川ソフィア文庫 SP G−107−3

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-04-409420-1
4-04-409420-9
税込価格 776円
頁数・縦 205P 15cm
シリーズ名 愛欲の精神史

商品内容

要旨

『とはずがたり』に描かれた愛欲の世界とその果ての救済のかたちを探る。後深草院二条をめぐる5人の男との愛の呪縛と遍歴、これと対比される待賢門院璋子の野性化する奔放な性愛、やがておとずれる愛執の落魄と鎮魂。過剰な性愛の果ての浄土往生への願い、西行を追慕する漂泊の旅、女人出家の懺悔・滅罪について描く。文庫化にあたり、愛憎関係を救済する『源氏物語』の宗教性と無常の観念などを論じた2篇を増補新訂。

目次

1 『とはずがたり』のエロス(奔放な愛の遍歴
性愛の豊饒を生きた女人
落魄・鎮魂の旅)
2 『源氏物語』のエロス(文庫版補遺)(『源氏物語』と無常愛
『源氏物語』の宗教性)

おすすめコメント

光源氏の無性化する性と「色好み」、奔放な性愛のはての愛欲の落魄を描く。「とはずがたり」の二条をめぐる5人の男との愛の遍歴、これと対比される璋子の野生化する奔放な愛欲のかたち、その果ての女人出家の懺悔・滅罪について描く。王朝の性愛をめぐる増補新訂、和辻哲郎文化賞受賞作品。

出版社・メーカーコメント

「とはずがたり」の二条をめぐる5人の男との愛の遍歴、これと対比される璋子の野生化する奔放な愛欲のかたち、その果ての女人出家の懺悔・滅罪について描く。王朝の性愛をめぐる増補新訂、和辻哲郎文化賞受賞作品。

著者紹介

山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授を経て、同センター所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)