妖怪学の祖井上圓了
角川選書 518
出版社名 | 角川学芸出版 |
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出版年月 | 2013年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-703518-8
(4-04-703518-1) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 214P 19cm |
商品内容
要旨 |
明治時代、人々は狐憑きやコックリさんなどの怪現象に右往左往していた。若き哲学者の井上圓了は、それらに合理的な道筋をつけることこそが哲学普及につながると信じて奔走。柳田國男からは見地の違いから「井上圓了君には徹頭徹尾反対」と言われながらも、開学した「哲学館」(現東洋大学)で「妖怪学」の講義を行い、日本各地で膨大な怪異談を収集した。妖怪学者であり、哲学者、宗教改革者であった隠れた偉人、初の評伝。 |
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目次 |
プロローグ 一枚の写真からはじまる |
出版社 商品紹介 |
迷信撲滅を目指した明治の哲学者、井上圓了。日本各地の怪異談を集め歩き「妖怪博士」とも呼ばれていた。これまでほとんど顧みられることがなかったが、後世の学問や文化に影響を与えている。隠れた偉人の人物伝。 |
おすすめコメント
狐憑きなどの怪現象が頻発していた明治時代。哲学者の井上圓了は、それらに合理的な道筋をつけることが哲学普及につながると、奔走。哲学館を開学して「妖怪学」の講義を行い、膨大な怪異談を収集した。初の評伝!
出版社・メーカーコメント
菊地 章太 1959年横浜市生まれ。東洋大学教授。専門は比較宗教史。筑波大学から同大学院芸術学研究科美術史専攻修了。その後フランスのトゥールーズ神学大学高等研究院に留学。近年、東洋大学にて井上圓了の「妖怪学」を復活させた。同講義は抽選が行われるほどの人気。