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形象と時間 美的時間論序説

講談社学術文庫 1318

出版社名 講談社
出版年月 1998年2月
ISBNコード 978-4-06-159318-3
4-06-159318-8
税込価格 1,012円
頁数・縦 303P 15cm

商品内容

要旨

感性や美の世界における「時間」の役割とは何か?本書は、いわゆる空間芸術たる造形芸術を議論の中心的トポスとした。第一部は、形象を支える物質性に及ぼされる時間の作用として、負の時間、骨董、廃墟等をとりあげ、第二部は、形象があらわす時間の諸相として、記号の時間、馬のエクリチュール等について考察する。形象の「崩壊」と「変容」を中心に、美的時間についての新たな視点を探る好著。

目次

序論 表象としての時間
1 負の時間
2 骨董
3 崩壊像
4 廃墟
5 崩壊の詩学―ポオ試論
6 砂の城―「遊び」論の余白に
7 記号の時間
8 像の差異―影像・写真・絵画
9 馬のエクリチュール
10 瞬間の変容
11 物語的時間の危機
結び 時間都市