警世のジャーナリストが、明快な理論と分析で迫る話題の社会時評集。毎日、さまざまのメディアからさまざまのニュースが供給されている。そんな情報に疑問を感じないだろうか。第２次情報を中心に扱う著者がウオッチする主たる対象は、目に見える現象の背後に隠された、より高次の現象ないし構造である。

１９８７．１．２４〜３．２８（世界に拡大するチェルノブイリの食糧汚染
情報飢餓症への処方箋
甘い日本人のエイズ認識
質の高い英字紙の国際ニュース
本音は日本経済の弱体化　ほか）
１９８７．４．４〜６．２７（間近に迫る発展途上国とアメリカの破産
無気味な情報化社会のコンピュータ犯罪
通説をくつがえす古い情報の新情報
強力に存在するレーガン批判勢力
貿易不均衡の真因は欧米経済の弱体化　ほか）
１９８７．７．４〜９．２６（世界を破綻させる脅威の人口爆発
反共勢力にばらまかれてきたサウディの秘密資金
広がる地下水汚染を取り締まれ
米の生産に競争原理を導入せよ
農水省の悪政の尻ぬぐい　ほか）
１９８７．１０．３〜１２．１９（マゾヒズムとして発現する権力者のＳＭ嗜好
日本の安全は中立を貫くこと
人間の獣性を解き放つ社会状況
ビザンチン帝国なみの日本の政治
英国諜報機関の内幕を読む　ほか）