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生命のセントラルドグマ RNAがおりなす分子生物学の中心教義

ブルーバックス B−1544

出版社名 講談社
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-06-257544-7
4-06-257544-2
税込価格 946円
頁数・縦 212,7P 18cm

商品内容

要旨

私たちが生きているのは、遺伝子からつねにタンパク質が作られ続けているから。このとき、DNAの遺伝情報は、いったんRNAという物質にコピーされタンパク質に翻訳される。この流れが「分子生物学のセントラルドグマ」といわれるものだ。その主役はRNA。多彩なしくみでなりたつセントラルドグマの世界を、RNAを中心にわかりやすく解説する。

目次

第1章 転写―DNAからmRNAへ(遺伝子の転写―mRNAはこうして合成される
タグを付けられるmRNA―旅のはじまり)
第2章 編集―コピー分子が受ける試練(編集されるmRNA・その1―選択的スプライシング
コドンとは何か ほか)
第3章 翻訳―mRNAからタンパク質へ(お試し翻訳と品質チェック
rRNAとリボソーム ほか)
第4章 セントラルドグマの周辺(tRNAと遺伝暗号
RNAルネサンスの到来 ほか)

出版社・メーカーコメント

生命の「中心教義」の主役はRNAだった!遺伝情報の伝達には「DNAからRNAへと情報がコピーされ、タンパク質に翻訳される」という流れがある。そのメカニズムを、たとえ話を交えながら平易に解説。

著者紹介

武村 政春 (タケムラ マサハル)  
1969年三重県津市に生まれる。1998年名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、現在、東京理科大学講師。DNA複製を担う酵素DNAポリメラーゼと生物進化との関わりを探る研究と、理数教員養成のための生物学教育ならびに啓蒙活動に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)