• 本

出題者心理から見た入試数学 初めて明かされる作問の背景と意図

ブルーバックス B−1617

出版社名 講談社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-06-257617-8
4-06-257617-1
税込価格 880円
頁数・縦 182P 18cm

商品内容

要旨

大学入試の問題作りの現場には、外からは想像もつかない葛藤や苦悩がある。30年近く、入試数学の出題と採点に携わってきた著者が、これまで一切語られることのなかった作問の背景や意図、採点、その他諸々の事情について、余すところなく率直に論じる。

目次

第1章 学習指導要領と出題者心理(「出題範囲外」とは何か
絶滅の危機にある「融合問題」
受験生が意外に弱いのは小学生でも考えられる整数の問題
履修範囲外のハミルトン・ケイリーやロピタルの定理で解いてもよいか)
第2章 マークシート問題の出題者心理(マークシート形式化が無理な問題(数値編)
マークシート形式化が無理な問題(選択肢編)
「1」の多出とベンフォードの法則)
第3章 計算と小問配列で見る出題者心理(「きたない数字の正解」は「不安心理に負けない精神力」を見る
「センス」を見る計算問題と「努力」を見る計算問題
「直列問題」と「並列問題」のプラス・マイナス)
第4章 グラフ・図形問題の出題者心理(受験生を悩ますグラフを描く問題
幾何的センスを見る空間図形問題)
第5章 証明・論理問題の出題者心理(数学的帰納法の「困った答案」回避法
想定外の答案が目立つ論理の問題
インドの大学入試問題で考える証明問題の意外な長所と短所
東大の円周率問題が開いた突破口)

おすすめコメント

出題側から明かされる入試数学の全て。入試問題とは、大学側から受験生へのメッセージでもある。出題者の意図、問題作りの工夫、指導要領の制約、マークシートの裏技対策など、いま初めて明かされる。

出版社・メーカーコメント

日本初!出題側が明かす入試数学の全て。入試問題とは、大学側から受験生へのメ ッセージでもある。出題者の意図、問題作りの工夫、指導要領の制約、マークシート の裏技対策など、いま初めて明かされる。

著者紹介

芳沢 光雄 (ヨシザワ ミツオ)  
1953年東京生まれ。学習院大学理学部数学科卒業。東京理科大学理学部教授(大学院理学研究科教授)を経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。専門は数学・数学教育。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)