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幕末気分

講談社文庫

出版社名 講談社
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-06-275038-7
4-06-275038-4
税込価格 649円
頁数・縦 351P 15cm

商品内容

要旨

「幕末」は、テロや不況、災害に見舞われた幕府の末期である。歴史が激動する転換点に、江戸から長州征伐で出張した同心は大坂で遊興し、元農民の歩兵は吉原で暴れる。この危機感の欠如といい加減さは現代に酷似し、身近にすら感じられる。大混乱時のリアルで意外な実相をあらわす七つの事件。読売文学賞受賞。

目次

幕末の遊兵隊
帰ってきた妖怪
地下で哭く骨
道頓堀の四谷怪談
徳川慶喜のブリュメール十八日
吉原歩兵騒乱記
上野モンマルトル1868―世界史から見た彰義隊

著者紹介

野口 武彦 (ノグチ タケヒコ)  
1937年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を経て著述業。日本文学・日本思想史専攻。2003年に本書で第54回読売文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)