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折口信夫文芸論集

講談社文芸文庫 おW1

出版社名 講談社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-06-290082-9
4-06-290082-3
税込価格 1,540円
頁数・縦 281P 16cm

商品内容

要旨

釈迢空の別名を持ち、学者にして詩人、詩人にして学者という生涯を送った折口信夫は、古代から近代にいたる日本文化を貫く本質をとらえ、詩歌、小説、文学研究、民俗学研究と他の追随を許さない多岐にわたる業績を残した。源氏物語、隠者の文学、短歌の滅亡、近代文学など折口が関心を寄せた日本文学の諸相を多彩な切り口で整理し、批評家としての全体像に迫る画期的評論集。

目次

1 釈迢空の起源
2 源氏物語論
3 隠者の文学―芭蕉と西鶴
4 短歌・俳句・近代詩
5 近代文学論―逍遙からホームズまで
4 折口信夫の終焉―すさのを詩篇

出版社・メーカーコメント

古代から近代まで批評家折口が自在に論ずる文学の発生、源氏物語、芭蕉・西鶴など隠者の文学、短歌の滅亡、そして近代文学と、日本文学史をあらゆる角度から読み込んだ批評家・折口信夫の全体像がここに。

著者紹介

折口 信夫 (オリグチ シノブ)  
1887・2・11~1953・9・3。歌人、詩人(歌人、詩人としては釈迢空を名乗った)、国文学者、民俗学者。大阪生まれ。1910年、国学院大学卒業後、中学校教師を経て、国学院大学、慶応大学で教鞭をとる。島木赤彦、柳田国男との出会いで歌誌「アララギ」、民俗学雑誌「郷土研究」と関わることとなり、その後の生涯が決定づけられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)