• 本

夏目漱石論

講談社文芸文庫 はM1

出版社名 講談社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-06-290175-8
4-06-290175-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 365P 16cm

商品内容

要旨

「則天去私」「低回趣味」などの符牒から離れ、神話的肖像を脱し、「きわめて物質的な言葉の実践家」へと捉えなおしてまったく新しい漱石像を提示した、画期的文芸評論。

目次

読むことと不意撃ち
横たわる漱石
鏡と反復
報告者漱石
近さの誘惑
劈痕と遠さ
明暗の翳り
雨と遭遇の予兆
濡れた風景
縦の構図
『三四郎』を読む
漱石的「作品」

おすすめコメント

70年代後半、数多ある文芸評論とは一線を画し、読書界に衝撃を与えた斬新な漱石論。三十数年を経た現在もなお挑発をやめない名著。

著者紹介

蓮實 重彦 (ハスミ シゲヒコ)  
1936・4・29‐。フランス文学者、映画批評家。東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。著書に『反=日本語論』(読売文学賞)『凡庸な芸術家の肖像』(芸術選奨文部大臣賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)