• 本

死の島 上

講談社文芸文庫 ふC6

出版社名 講談社
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-06-290186-4
4-06-290186-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 446P 16cm
シリーズ名 死の島

商品内容

要旨

「島」という絵を通じて相馬が知り合った女性―広島で被爆し心と体に深い傷を負った芸術家・素子と彼女と暮らす美しく清楚な綾子、双方に惹かれてしまった彼の許に二人が広島で心中したという報せが届く。これは一日の物語であり、一年の出来事であり、一生の話であり、一人類へ与えられた悠久の啓示でもある。文学史に燦然と輝く、著者を代表する長篇小説。日本文学大賞受賞作。

著者紹介

福永 武彦 (フクナガ タケヒコ)  
1918・3・19〜1979・8・13。小説家、詩人、仏文学者。福岡県生まれ。東京帝国大学文学部仏文科卒業。1945年、帯広に疎開。47年、加藤周一、中村真一郎と「1946文学的考察」刊行。その後、戦後作家としての地位を築いた。主な著作に「ゴーギャンの世界」(毎日出版文化賞)、「死の島」(日本文学大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)