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クビライの挑戦 モンゴルによる世界史の大転回

講談社学術文庫 2009

出版社名 講談社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-06-292009-4
4-06-292009-3
税込価格 1,265円
頁数・縦 299P 15cm

商品内容

要旨

十三世紀初頭に忽然と現れた遊牧国家モンゴルは、ユーラシアの東西をたちまち統合し、世界史に画期をもたらした。チンギス・カンの孫、クビライが構想した世界国家と経済のシステムとは。「元寇」や「タタルのくびき」など「野蛮な破壊者」というイメージを覆し、西欧中心・中華中心の歴史観を超える新たな世界史像を描く。サントリー学芸賞受賞作。

目次

第1部 あらたな世界史像をもとめて(モンゴルとその時代
モンゴルは中国文明の破壊者か
中央アジア・イランは破壊されたか
ロシアの不幸は本当か
元代中国は悲惨だったか
非難と称賛)
第2部 世界史の大転回(世界史を変えた年
クビライ幕府
クビライとブレインたち
奪権のプロセス)
第3部 クビライの軍事・通商帝国(大建設の時代
システムとしての戦争
海上帝国への飛躍
重商主義と自由経済
なぜ未完におわったか)

著者紹介

杉山 正明 (スギヤマ マサアキ)  
1952年、静岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。1995年に『クビライの挑戦―モンゴルによる世界史の大転回』でサントリー学芸賞、2003年に司馬遼太郎賞、2006年に紫綬褒章、2007年に日本学士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)