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思い出せない脳

講談社現代新書 2704

出版社名 講談社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-06-531513-2
4-06-531513-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 230P 18cm

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要旨

特に人名など固有名詞にありがちなのが「思い出そうとしても思い出せない」、いわゆる「ど忘れ」という現象。誰しも経験があるのではないだろうか。年齢を重ねるにつれ「思い出せない」ことが頻繁になったりもする。その原因には脳の老化もあるが、それ以外に脳特有のあるメカニズムが関わっているようだ。本書では、「記憶」にフォーカスして最新の脳科学の知識を解説。「覚えたはずのことが思い出せない」といった日常的な「記憶の謎」や、睡眠が記憶に対して果たす役割、記憶と「心」の関係など、興味深いトピックスをわかりやすく詳説している。「思い出せない」のは記憶が失われているわけではなく、脳神経細胞のネットワークが混線していたり、「抑制性神経細胞」が、思い出したい記憶を担当する神経細胞の活性を抑えつけたりするせいだという。著者は名古屋大学環境医学研究所教授。理学博士。専門は神経化学、神経薬理学。米国国立衛生研究所ポストドクトラルフェロー、科学技術振興事業団「さきがけ研究21」研究員、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)総合医科学研究所教授等を経て現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年7月4日]

商品内容

要旨

人の名前を思い出せないとき、ふっと思い出せたとき、脳内ではいったい何が起きているのか。日常的な「記憶の謎」のメカニズムから記憶という能力の本当の意味まで、最先端の知識を分かりやすく解説する。脳とは、こんなにも自由奔放だったのか!

目次

序章 記憶力が未来を決める
第1章 記憶を作れないと、どうなるか
第2章 情動が記憶を選別する
第3章 睡眠不足が記憶の整理を妨げる
第4章 抑制が働いて思い出せない
第5章 使わない記憶は変容し、劣化する
第6章 記憶という能力の本当の意味

著者紹介

澤田 誠 (サワダ マコト)  
1958年香川県生まれ。東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程生命化学専攻修了。理学博士。専門は神経化学、神経薬理学。米国国立衛生研究所ポストドクトラルフェロー、科学技術振興事業団「さきがけ研究21」研究員、藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学)総合医科学研究所教授等を経て、2005年名古屋大学環境医学研究所教授に。2012年同所所長に就任。脳の免疫機能を担うグリア細胞の一種ミクログリアの研究を20年以上にわたり行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)