色彩の息子
集英社文庫 や2−4
出版社名 | 集英社 |
---|---|
出版年月 | 2014年11月 |
ISBNコード |
978-4-08-745250-1
(4-08-745250-6) |
税込価格 | 506円 |
頁数・縦 | 214P 16cm |
商品内容
要旨 |
一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける。冷たいシーツの上、澄み切った夜明けの青い空気の隙間で溺れてしまわないように―(「顔色の悪い魚」)。色彩が、もし息子たちを生むのなら、五感は、常に心を親にしている。金、赤、青、紫、白、緑、橙、黄、灰、茶、黒、銀。心の中のパレットから選びだした言葉で描きだされた、12色の短編集。 |
---|
出版社・メーカーコメント
妹は美しかった。そっくりなのに、頬に黒子のある私は醜かった。黒子の有無で区別され、差別されて生きてきたのだが──。(『黒子の刻印』)。12の「色」をテーマに紡がれた、傑作短編集。(解説/加藤千恵)