• 本

魚神(いおがみ)

集英社文庫 ち6−1

出版社名 集英社
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-08-746786-4
4-08-746786-4
税込価格 715円
頁数・縦 257P 16cm

商品内容

要旨

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。第21回小説すばる新人賞、第37回泉鏡花文学賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

遊女屋が軒を連ねる、閉ざされた小さな島。美貌の姉弟は引き裂かれ、姉は女郎、弟は裏華町の男娼を経て、薬売りとして生きている。互いを求める二人の運命が、島の「雷魚伝説」と交錯し…。第21回小説すばる新人賞・泉鏡花文学賞受賞作!(解説/宇野亜喜良)

著者紹介

千早 茜 (チハヤ アカネ)  
1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごす。2008年『魚神』(「魚」改題)で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で、第37回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)