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天に星地に花

出版社名 集英社
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-08-775417-9
4-08-775417-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 594P 20cm

商品内容

要旨

久留米藩領井上村。大庄屋高松家の総領・甚八と弟の庄十郎は父に連れられ、数千と集まる百姓たちの姿を目の当たりにする。突然下った年貢の増徴と夫役。百姓たちの怒りに火がついたのだ。天地を揺るがすような一揆寸前、稲次因幡家老が百姓救済を申し出て、一揆は回避されるが―。時が経ち、甚八は家督を継ぎ、庄十郎は自らの病をきっかけに医師の道を志す。黄金色に輝く稲穂、田植え唄、雨乞い、火祭。筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描きつくす感動長編。

出版社
商品紹介

幕府に翻弄される庄屋、圧政に苦しむ百姓、身命を賭して民を守る名君。九州・久留米藩を舞台に、大庄屋の次男・庄十郎が医師を志す成長物語。名も無き人々への慈愛に満ちた渾身の長編小説。

著者紹介

帚木 蓬生 (ハハキギ ホウセイ)  
1947年福岡県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。九州大学医学部卒。精神科医。93年「三たびの海峡」で第14回吉川英治文学新人賞、95年「閉鎖病棟」で第8回山本周五郎賞、97年「逃亡」で第10回柴田錬三郎賞、2010年「水神」で第29回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)