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日本の近代猪瀬直樹著作集 4

ピカレスク 太宰治伝

日本の近代 猪瀬直樹著作集   4

出版社名 小学館
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-09-394234-8
4-09-394234-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 509P 19cm
シリーズ名 日本の近代猪瀬直樹著作集

商品内容

要旨

「井伏(鱒二)さんは悪人です」。太宰治の遺書の謎に迫る本格評伝ミステリー。

目次

第1章 第一の事件
第2章 第二の事件
第3章 山椒魚の受難
第4章 第三の事件
第5章 第四の事件
第6章 三鷹・下連雀へ
第7章 太田静子の日記
第8章 山崎富栄の青酸カリ

出版社
商品紹介

綿密な取材と生きた証言を丹念に蒐集して、伝説とは異なる人間臭い太宰像を描く。師・井伏鱒二との相克や、玉川心中の本笠にも迫る。

おすすめコメント

こんな太宰治を、誰も知らなかった!「井伏(鱒二)さんは悪人です」。太宰治の遺書の謎に迫る、本格評伝ミステリー。河村隆一主演映画「ピカレスク」の公開も決定です!!

出版社・メーカーコメント

「井伏さんは悪人です」。太宰治の遺書の謎に迫る本格評伝ミステリー太宰治といえば常に死を追い求めるひ弱な男で、ついには自分に『人間失格』の烙印を押して死を選んだ、というイメージだった。本作では、遺書に書かれた「みんな、いやしい慾張りばかり。井伏(■二)さんは悪人です」という一文に着目、綿密な取材によって、師と仰いだはずの文豪との確執や、度重なる自殺未遂に隠された目論見などを解いていく。ここで描出された太宰はけっして厭世的な男ではなく、小説のために目標を設定しては破壊する勤勉さを持ち、懸命に生きようとしていた……固定観念に縛られた従来の評伝では見えなかった人間くさい太宰は、妙に魅力的である。河村隆一主演で映画化も決まった『日本の近代猪瀬直樹著作集』の第4巻。

著者紹介

猪瀬 直樹 (イノセ ナオキ)  
1946年長野生まれ。『ミカドの肖像』で87年第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。既成の常識に捉われないユニークな視点でつぎつぎと作品を発表、『ペルソナ三島由紀夫伝』『マガジン青春譜川端康成と大宅壮一』『ピカレスク太宰治伝』の評伝三部作が話題に。作家活動のほかにメールマガジン「日本国の研究・不安との訣別/再生のカルテ」の編集長。行革断行評議会委員として特殊法人等の民営化に取り組む。政府税制調査会委員、日本ペンクラブ言論表現委員長、国際日本文化研究センター客員教授、東京大学客員教授など幅広い領域で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)