商品内容
要旨 |
一九九六年九月三〇日、阪神・淡路大震災で大被害を受けた阪神高速道路は、この日、完全復旧し全線開通を果たした。工事区間、実に二七・七キロメートル。わずか一年八か月半という例のない猛スピード工事だった。道路、ガス、トンネル、巨大橋、地下鉄…。文明に必須の社会的基盤は、建設中も供用中も信じ難い自然の猛威にさらされる。その宿命を克服する「壊れない」モノ作りへの努力は、長大橋を支える三〇万トンの塊(アンカレイジ)からたった一本のボルトにまでおよぶ。「壊れぬ技術」に挑んだ、「メダリスト」と呼ぶにふさわしい技術者たちの熱い証言、一九篇を収載。 |
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目次 |
阪神・淡路大震災「阪神高速」20か月の空前復旧工事(阪神高速道路公団) |
出版社・メーカーコメント
いつ果てることなく、大震災や台風が襲い続ける日本列島。10年前の阪神・淡路大震災の時、技術者たちはいかにライフラインを守り、復旧させたのか。また、暴風雨や振動に耐える構造を持ちながら世界一の長さを実現した吊り橋「明石海峡大橋」はいかに作られたのか。そこから学ぶべき防災とインフラのノウハウを、現場で奮闘してきた技術者たちが、熱い魂を胸に語る! 巻末付録には、2004年10月23日の新潟県中越地震直後に行われた、耐震実験の第一人者との対談を収録。