• 本

おがたQ、という女

小学館文庫 ふ10-2

出版社名 小学館
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-09-408277-7
4-09-408277-8
税込価格 482円
頁数・縦 189P 16cm

商品内容

要旨

あれから長い年月を経た今も、おがたQはひとつの暗い謎である―。「おがたQ」と名乗る主人公の謎の美少女の「おんなの一生」を、文化人の父・小林徳二郎、なすがままの母、そのふたりが子育てを放棄したため実質的な育ての親である沖縄県石垣島在住の神懸かり的な祖母・浦添マツ、そして大学の映画学科の愛すべき超まぬけ男・海野鉄男などくせのある登場人物などに絡めて描き出す。三島由紀夫賞候補作家の原点、地球の自転の音が鳴り響くネガティブ・シンデレラ・ストーリー。

著者紹介

藤谷 治 (フジタニ オサム)  
1963年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。下北沢で本のセレクトショップ「フィクショネス」を経営。03年、「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」でデビュー。「いつか棺桶はやってくる」が三島由紀夫賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)