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いつか棺桶はやってくる

小学館文庫 ふ10−4

出版社名 小学館
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-09-408361-3
4-09-408361-8
税込価格 628円
頁数・縦 350P 16cm

商品内容

要旨

地下二百メートルに二十億の巨費を投じて作られた医療機器メーカーの謎の研究所で働く内藤タダオは、帰宅後、何の前触れもなく、自宅マンションから元美人受付嬢の妻がいなくなっていることに気づいた。ラッピングされた漱石の「明暗」初版本、膨大な記号の羅列で埋め尽くされたノート四冊などを残して。マンションの階段には、ここ数日、「マーちゃん」と名乗る二十代半ばの謎の女性が座り込んでいた。「まむし」と名づけられたタダオの研究内容が、「歴史上最も残酷な殺人兵器となる可能性」を秘めていることと何か関係があるのか―。三島由紀夫賞候補作。

おすすめコメント

二〇〇二年九月十二日。医療機器メーカー研究棟で働く内藤タダオは帰宅後、妻の出奔に気づいた。「まむし」と名づけられた彼の研究内容が「歴史上最も残酷な殺人武器となる可能性」を秘めている事と関係があるのか。

著者紹介

藤谷 治 (フジタニ オサム)  
1963年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。下北沢で本のセレクトショップ「フィクショネス」を経営。03年、「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)