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岡本綺堂怪談選集

小学館文庫 お29−1

出版社名 小学館
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-09-408411-5
4-09-408411-8
税込価格 681円
頁数・縦 349P 16cm

商品内容

要旨

明治初期、商売をたたんで一家で移り住んだ“しもた屋”の離れに、一人の泊り客ができた。離れには、主人が没落士族らしき男から買い受けた木彫りの猿の仮面が掛けられていたが、夜も深まったころ、どこからかうなり声が聞こえてきて…(「猿の眼」より)。怪談の名手・岡本綺堂の短篇十三本を選りすぐった“おそろし噺”傑作集。江戸から明治、大正時代までを舞台にした怪しくて不可思議な噺が、百物語形式で語られていく。ほかに、雪夜の横丁に座る老婆を目にした若侍たちの顛末を描く「妖婆」、新婚の夫がある温泉場から突然行方不明になる「鰻に呪われた男」など。

おすすめコメント

選りすぐった“おそろし噺”十三編。怪談の名手・岡本綺堂の作品から短編十三本を選りすぐった傑作集。江戸から明治、大正、昭和に至るまでの、怪しくて不可思議な噺が、巧みな語り口で綴られていく。「猿の眼」「妖婆」「兜」「鰻に呪われた男」ほか。

著者紹介

岡本 綺堂 (オカモト キドウ)  
1872年東京芝高輪生まれ。東京府立第一中学校卒業後、新聞記者となり、劇評を担当する傍ら、戯曲や小説を発表。1913年に新聞社を退職してからは作家活動に専念。新歌舞伎作者の第一人者として、多くの戯曲を手がけた。また、海外作品の翻訳や、怪談などの小説も多数執筆。日本初の捕物帳『半七捕物帳』は六十八篇を数える。39年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)