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経済の自虐主義を排す 日本の成長を妨げたい人たち

小学館101新書 156

出版社名 小学館
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-09-825156-8
4-09-825156-6
税込価格 792円
頁数・縦 215P 18cm

商品内容

要旨

国民経済の目的は「世を經(おさ)め民を濟(すく)う」ことにある。そのために政府はあらゆることをする。やっと安倍政権が成長路線に舵を切ったが、なぜかくも長い間、民主党政権はデフレ対策をせず国民を苦しめたのか。著者は「経済にも自虐史観が根付いている」と言う。国民に害を及ぼす「経済の自虐主義」を明らかにし、徹底論破する快書。

目次

第1章 「経世済民」に背いた日本国内閣総理大臣(経済、つまり経世済民とは何か
政府と企業を混同している愚論 ほか)
第2章 日本銀行―経済自虐主義の巣窟(中央銀行の独立性とは
世界の中央銀行は失業率改善も仕事 ほか)
第3章 国益を損ねる経団連(米倉経団連会長と米モンサント社との関係
「日本は輸出依存国、貿易立国」のウソ ほか)
最終章 悪魔は嘲笑されることを最も恐れる(「企業経営」と「国民経済」を混同していた松下幸之助氏
日本破綻論はカタストロフィ・ビジネスだ ほか)

出版社・メーカーコメント

経済にはびこる自虐主義者こそ真の敵だった 国民経済の目的は「世を經(おさ)め民を濟(すく)う」ことである。そのために政府はあらゆることをせねばならない。やっと安倍政権が成長路線に大きく舵を切ったが、なぜかくも長い間、政府は本気でデフレ対策をせずに国民を苦しめ続けたのか。また政府にデフレ対策をしないよう提言してきた官僚、学者、評論家、経営者の何と多いことか。著者はこの状況を「実は経済にはまだまだ自虐史観がはびこっているのです」という。彼らは中国、韓国を実態以上に賞賛し、「コンクリートから人へ」「公的年金は必ず破綻する」「安倍路線では必ずハイパーインフレになる」「少子化、人口減少で日本はもう経済成長しない」などと事実も論理も無視して日本を貶め日本人から元気を奪おうとする。そして、決して経世済民に有効な対策を提示しない(できない)。もし彼らが本気で自説を信じるなら、日本から出て行った方が良いだろうに、日本にしがみつく。著者は「最近ハッキリわかったことは、経済にはびこる自虐主義者が私の真の敵である、ということです」と言い切る。この本は、国民に害を成す「経済の自虐主義」を明解に説明し、彼らを実名で徹底論破する快書である。

著者紹介

三橋 貴明 (ミツハシ タカアキ)  
中小企業診断士、経済評論家、作家。1969年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業など数社に勤務した後、中小企業診断士として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)