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逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白

小学館新書 425

出版社名 小学館
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-09-825425-5
4-09-825425-5
税込価格 946円
頁数・縦 214P 18cm

商品内容

要旨

自転車全国一周に扮した男、尾道水道を泳いで渡った男、昭和の脱獄王、カルロス・ゴーン…彼らはなぜ逃げたのか。なぜ逃げられたのか。

目次

序章 暗がりに目を向ける―小説家・道尾秀介との対話
第1章 丁寧すぎる犯行手記―松山刑務所逃走犯
第2章 めっちゃ似とる―松山刑務所逃走犯
第3章 自転車で日本一周―富田林署逃走犯
第4章 手記を得る―富田林署逃走犯
第5章 最強の男―白鳥由栄の逃走
第6章 必ず壊せる―白鳥由栄の逃走
終章 逃げるが勝ち?

出版社・メーカーコメント

「どうりで捕まらないわけだ」(道尾秀介)自転車全国一周に扮した富田林署逃走犯、尾道水道を泳いで渡った松山刑務所逃走犯、『ゴールデンカムイ』のモデルとなった昭和の脱獄王……彼らはなぜ逃げたのか。なぜ逃げられたのか。異色のベストセラー『つけびの村』著者は、彼らの手記や現場取材をもとに、意外な事実に辿り着く。たとえば、松山刑務所からの逃走犯について、地域の人たちは今でもこう話すのだ。〈不思議なことに、話を聞かせてもらった住民は皆、野宮信一(仮名)のことを「野宮くん」「信一くん」と呼び、親しみを隠さないのである。「野宮くんのこと聞きに来たの? 平尾くん、って島の人は皆こう言うね。あの人は悪い人じゃないよ。元気にしとるんかしら」「信一くん、そんなん隠れとってもしゃあないから、出てきたらご飯でも食べさせてあげるのに、って皆で話してました。もう実は誰か、おばあちゃんとかがご飯食べさせてるんじゃないん、って」〉(本文より)

著者紹介

高橋 ユキ (タカハシ ユキ)  
1974年福岡県生まれ。2005年、女性4人の傍聴集団「霞っ子クラブ」を結成しブログを開設。以後、フリーライターに。主に刑事裁判を傍聴し、さまざまな媒体に記事を執筆している。事件取材や傍聴取材を元にした著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)