書店レビュー
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15編が収録された中期の佳作
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- 金沢ビーンズ (石川県金沢市)
桜が散って葉桜の季節になると思い出してしまう作品があります。この本に収録されている「葉桜と魔笛」のことです。安直ですね。太宰といえば、「人間失格」「斜陽」「走れメロス」が有名で、たしかに彼の魅力はそれらにつまっているのだが…私にとってのベストオブ太宰は「葉桜と魔笛」。中学時代に教科書で読んで以来何度も読み返し、その都度泣いたりもした。私が太宰を読むようになった忘れることのできない作品。(高)
(2009年6月19日)
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商品内容
| 要旨 |
麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々から立ち直ろうと懸命の努力を重ねていた時期の作品集。乳母の子供たちとの異郷での再会という、心温まる空想譚のなかに再生への祈りをこめた『新樹の言葉』。“男爵”と呼ばれる無垢な男と、昔その家の女中で今は大女優となっている女性との恋愛譚『花燭』。ほかに『懶惰の歌留多』『葉桜と魔笛』『火の鳥』『八十八夜』『老ハイデルベルヒ』など全15編。 |
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おすすめコメント
私だって、偉くなるさ。しょげちゃいけない。雌伏の意識のあわいから、なお、あふれだす才気とユーモア。太宰中期の傑作群。麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々から立ち直ろうと懸命の努力を重ねていた時期の作品集。乳母の子供たちとの異郷での再会という、心温まる空想譚のなかに再生への祈りをこめた「新樹の言葉」。“男爵”と呼ばれる無垢な男と、昔その家の女中で今は大女優となっている女性との恋愛譚「花燭」。ほかに「懶惰の歌留多」「葉桜と魔笛」「火の鳥」「八十八夜」「老ハイデルベルヒ」など全15編。