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人情裏長屋

改版

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-10-113432-1
4-10-113432-4
税込価格 825円
頁数・縦 447P 16cm
シリーズ名 人情裏長屋

商品内容

要旨

居酒屋でいつも黙って一升桝で飲んでいる浪人、松村信兵衛の胸のすく活躍と人情味あふれる子育ての物語『人情裏長屋』。天一坊事件に影響されて家系図狂いになった大家に、出自を尋ねられて閉口した店子たちが一計を案ずる滑稽譚『長屋天一坊』。ほかに『おもかげ抄』『風流化物屋敷』『泥棒と若殿』『ゆうれい貸屋』など周五郎文学の独擅場ともいうべき“長屋もの”を中心に11編を収録。

おすすめコメント

長屋ぐらしの貧しい人々をささえる人情のあたたかさ。いつも黙って一升桝で飲んでいる浪人の活躍と人情味あふれる子育てが胸を打つ表題作のほか、「長屋天一坊」「ゆうれい貸屋」など、五郎文学の独擅場ともいうべき“長屋もの”を中心に11編を収録。

著者紹介

山本 周五郎 (ヤマモト シュウゴロウ)  
1903‐1967。山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926(大正15)年4月『須磨寺附近』が「文芸春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が’43(昭和18)年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。’58年、大作『樅ノ木は残った』を完成。以後、『赤ひげ診療譚』(’58年)『青べか物語』(’60年)など次々と代表作が書かれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)