書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
「ギリシア人はヨーロッパ大陸に哲学を与え、ローマ人は秩序を与えた」この両者の違いを説明するのにこういった言い方がされることがある。本書後半から始まるそのギリシア人の歴史から興亡のきっかけを読み取ってゆこう。統一的体系的な哲学はヘーゲルを最後に終わりを告げ、この相対化の時代ともいえる現代に生きるわれわれの目から哲学、秩序の原点を見れば、きっと様々な切り口からアプローチすることが可能だろう。それは、きっとわれわれ現代人に与えられた特権なのだ。本作品と同時代に生きたわれわれが、将来羨望の目で見られる日もそう遠くない予感がした。
(2011年11月10日)
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商品内容
| 要旨 |
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか―。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。 |
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| 目次 |
第1章 ローマ誕生(落人伝説 |



おすすめコメント
政財界のリーダーたちの圧倒的な支持を受けて、累計160万部を突破した大ベストセラーが、軽く優美な文庫本になりました!比類なき大帝国を築き上げた、古代ローマ帝国の1千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。