• 本

向田邦子の恋文

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2005年8月
ISBNコード 978-4-10-119041-9
4-10-119041-0
税込価格 572円
頁数・縦 174P 16cm

商品内容

要旨

脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった―。邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める…。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。

目次

第1部 手紙と日記
第2部 姉の“秘め事”(帰ることのない部屋で
遺品の整理
茶封筒のなかの“秘め事”
『父の詫び状』へのお詫び
故郷もどきへの“嫁入り”
『ままや』の暖簾をたたむ
私の知らない姉
N氏との出逢い
父のよそ見
母の率直な思い ほか)

著者紹介

向田 和子 (ムコウダ カズコ)  
1938(昭和13)年東京生れ。実践女子短期大学卒業後、会社勤めや喫茶店経営を経て、’78年邦子とともに、東京赤坂で惣菜・酒の店「ままや」を開き、’98(平成10)年3月の閉店まで二十年間きりもりする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)