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グローバル化の憂鬱

新潮文庫 ふ−12−15 管見妄語

出版社名 新潮社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-10-124815-8
4-10-124815-X
税込価格 539円
頁数・縦 203P 16cm

商品内容

要旨

長年続くデフレ不況により若者が就職できない。「歴史認識」なる言葉に恫喝されて自国領土まで掠め取られそうな外交。頻発する凶悪犯罪…。日本を取り巻く深刻な状況は、日本人の英語やITが拙いから起きたのか?否。「グローバル化」の真相とは、単なる米英の英語帝国主義に他ならない。我が国の広範な体質劣化をこれ以上放ってはおけぬ。物事の本質を見抜き、鋭く突きつける一冊。

目次

第1章 誰が市場原理主義をまき散らしたのか(だまされる数学音痴
反目の黒幕 ほか)
第2章 世事はすべて灰色なのだ(四つの事件と二つの実害
平和愛好国に必要な組織 ほか)
第3章 日本人として生まれた宿命(酷寒で鍛えられた精神
器械嫌いの矜持 ほか)
第4章 真の教育改革ほど難しいものはない(父と私の五七五
月給二十一ドルの夢 ほか)
第5章 グローバル化の憂鬱(喪われた一喝
傍線の落とし穴 ほか)

おすすめコメント

長年続くデフレ不況により若者が就職できない。「歴史認識」なる言葉に恫喝されて自国領土まで掠め取られそうな外交。頻発する凶悪犯罪……。日本を取り巻く深刻な状況は、日本人の英語やITが拙いから起きたのか? 否。「グローバル化」の真相とは、単なる米英の英語帝国主義に他ならない。我が国の広範な体質劣化をこれ以上放ってはおけぬ。物事の本質を見抜き、鋭く突きつける一冊。

著者紹介

藤原 正彦 (フジワラ マサヒコ)  
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞)『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)