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古都再見

新潮文庫 は−57−11

出版社名 新潮社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-10-127374-7
4-10-127374-X
税込価格 693円
頁数・縦 336P 16cm

商品内容

要旨

幕が下りるその前に見るべきものは、やはり見ておきたい。歴史作家は故郷を離れ、古都・京都に仕事場を構えた―。先斗町のウオッカバーで津田三蔵の幻を追い、西本願寺の“司馬さんのソファ”に新撰組の気配を感じ、四条河原町のレトロな喫茶店で本能寺の変に思いを馳せる。現代人の失くした信念、一途、そして命の尊さを描き続けた著者が遺した、軽妙洒脱、千思万考、珠玉の随筆68篇。

目次

薪能
ゾシマ長老と法然
尾崎放哉が見た京の空
比叡山
たまきはる
大徳寺
浮舟
鞍馬天狗
ウオッカバーにて
首陽の蕨〔ほか〕

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951−2017。北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て2005(平成17)年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。’07年『銀漢の賦』で松本清張賞を、’12年『蜩ノ記』で直木賞を、’16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞。「地方の視点から歴史を描く」を信条に、精力的に作品を執筆した作品多数。『蜩ノ記』『散り椿』は映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)