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あらためて教養とは

新潮文庫 む−15−1

出版社名 新潮社
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-10-137551-9
4-10-137551-8
税込価格 649円
頁数・縦 307P 16cm

商品内容

要旨

教養の原点―それは、モラルにあり。いかに幅広い知識や経験を身につけていても、人間としての「慎み」が欠けていては、真の意味での教養人ではないのです。ヨーロッパで生まれた教養教育がやがて日本に伝わり、大正教養主義や戦後民主主義教育によって移り変わってゆく過程をたどりながら、失われた「教養」の本質を再確認させてくれる、日本人必読の書。

目次

序章 教養の原点はモラルにあり
第1章 教養教育の誕生
第2章 知の世界への扉―古典語との出会い
第3章 日本の教養のゆくえ
第4章 大正教養人の時代―知的教養主義の伝統と継承
第5章 価値の大転換―戦後民主主義教育で失われたもの
第6章 いま、ふたたび教養論―規矩について
終章 私を「造った」書物たち
教養のためのしてはならない百箇条

著者紹介

村上 陽一郎 (ムラカミ ヨウイチロウ)  
1936(昭和11)年、東京生れ。東京理科大学大学院教授、東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。専門は科学史・科学哲学。’68年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)