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善人たち

出版社名 新潮社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-10-303525-1
4-10-303525-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 280P 20cm

商品内容

要旨

開戦直前、アメリカへの留学生が味わった“善意”を描き切る「善人たち」、信仰と薄汚れた政治的処世に引き裂かれる「切支丹大名・小西行長」、あの感動的な遠藤版聖女伝をより深く語り直した「戯曲わたしが・棄てた・女」。遠藤周作が“現在”を予言した未発表傑作3篇!

著者紹介

遠藤 周作 (エンドウ シュウサク)  
1923‐96年。東京生れ。幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、55年「白い人」で芥川賞を受賞、以後『海と毒薬』で毎日出版文化賞、『沈黙』で谷崎賞、『キリストの誕生』で読売文学賞、『侍』で野間文芸賞、『深い河』で毎日芸術賞など受賞作多数。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多い。海外でも広く読まれており、『沈黙』はマーティン・スコセッシ監督によって映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)