• 本

雪月花 謎解き私小説

出版社名 新潮社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-10-406615-5
4-10-406615-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 220P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 雪月花 謎解き私小説

    本を読むことの奥深さを説いていくれる本読みへの指南書。本好きをぐいぐいと引き込んでいく。自らの作家魂で、独特の視線、切り口で多くの著作を解剖しつつ、その魅力を紹介している。本読みの好奇心をくすぐり、脳みそに心地よい刺激を与えてくれる。登場する著作を片っ端から読んでみたくなる。昨年作家生活30周年を迎えた著者北村薫は、埼玉出身で地元で長く高校教師をしていたことを知る人も多い。

    (2020年9月14日)

商品内容

要旨

乱歩に三島、芥川…本を読んではスパークする作家魂。読み手もまた創作者、どうして!なぜ?と謎は深まる。読む愉しみを分かち合い時空をめぐる日常の冒険。

出版社・メーカーコメント

解決のない疑問は、解毒剤のない毒薬のようなものだ--どうして! なぜ? と謎は深まる。江戸川乱歩、三島由紀夫、芥川龍之介、山田風太郎、福永武彦……小説、俳句、詩歌に音楽、小沢昭一の随筆も登場。本を読んではスパークする作家魂。読み手もまた創作者、本読む愉しみを分かち合い、時空をめぐる、日常の冒険。

著者紹介

北村 薫 (キタムラ カオル)  
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジー、創作や編集についての著書もある。2016年日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)