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言葉と物 人文科学の考古学 新装版

出版社名 新潮社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-10-506708-3
4-10-506708-7
税込価格 5,500円
頁数・縦 459,59P 20cm
シリーズ名 言葉と物

商品内容

要旨

17世紀のベラスケスの名画「侍女たち」は、「人間」の不在を表現している。「人間」は、じつは近代になってから登場したものであり、それは時代に規定される知の枠組みである“エピステーメー”の歴史的変容によって、いずれ終焉を迎えるだろう―。古典主義時代の博物学、富の分析、一般文法の三領域が、近代の生物学、経済学、文献学へと変遷し、そこから人間諸科学が誕生するにいたる過程を、豊富な実証と精密な論理で説き明かす。20世紀の西欧思想界を大きく揺るがし、いまなお人々を魅了する革命的思想書。

目次

第1部(侍女たち
世界という散文
表象すること
語ること
分類すること
交換すること)
第2部(表象の限界
労働、生命、言語
人間とその分身
人文諸科学)