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説き語り日本書史

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-10-603694-1
4-10-603694-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 166P 20cm

商品内容

要旨

鑿で刻る書に始まる三千五百年の厚みをもつ中国の歴史に楷行書の時代になってから途中乗車し、いち早く近代化することによって、中国書史から途中下車したのが、日本書史である―三筆、三蹟、俊成、一休、良寛、さらには明治の元勲まで。古代から近代にいたる日本書史のダイナミックな流れを一望に収める。思索する書家がやさしく語る日本書史の入門編。

目次

第1章 書史への途中乗車―中国時代の書
第2章 漢字の中核化―擬似中国時代の書
第3章 日本文字の誕生―日本時代の書
第4章 中世の書―大陸禅の亡命と流儀書道
第5章 近世の書―西欧文明との出会い
第6章 書史からの途中下車―世界段階への扉

出版社
商品紹介

空海の書の奇怪な表現が意味するものは?「白氏詩巻」はなぜ日本文化の精髄なのか?俊成が書にもたらした革命とは?一読でわかる日本の書の歴史。

著者紹介

石川 九楊 (イシカワ キュウヨウ)  
1945年福井生まれ。京都大学法学部卒業。「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書家、評論家として活動。京都精華大学教授。1990年、『書の終焉』でサントリー学芸賞、2002年、『日本書史』で毎日出版文化賞、2009年、『近代書史』で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)