
漂流記の魅力
新潮新書 002
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2003年4月 |
ISBNコード |
978-4-10-610002-4
(4-10-610002-9) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 191P 18cm |
商品内容
要旨 |
日本には海洋文学が存在しないと言われるが、それは違っている。例えば―寛政五(一七九三)年、遭難しロシア領に漂着した若宮丸の場合。辛苦の十年の後、津太夫ら四人の水主はロシア船に乗って、日本人初の世界一周の果て故国に帰還。その四人から聴取した記録が『環海異聞』である。こうした漂流記こそが日本独自の海洋文学であり魅力的なドラマの宝庫なのだ。 |
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目次 |
第1章 海洋文学 |
おすすめコメント
海と人間の苛烈なドラマ、「若宮丸」の漂流記。難破遭難、ロシアでの辛苦の生活を経て故国に帰着した四人。聴取されたその記録こそ、まさに日本独自の海洋文学と言える。