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歴史の教訓 「失敗の本質」と国家戦略

新潮新書 862

出版社名 新潮社
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-10-610862-4
4-10-610862-3
税込価格 836円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

急速な近代化を成し遂げ、大国ロシアも打ち破った戦前の日本が決定的に誤ったのは、「統帥権の独立」が政争の道具として登場した時だ。逆に言えば、政治と軍事が国家最高レベルで統合されていない限り、日本は同じ過ちを繰り返すかも知れない―。「官邸外交」の理論的主柱として知られた元外交官が、近代日本の来歴を独自の視点で振り返り、これからの国家戦略の全貌を示す。

目次

第1部 世界史の中の近代日本(歴史を見る視座
近代日本外交の黎明期
対華二十一ヶ条要求、日英同盟消滅、統帥権独立
国際協調の終焉と大東亜戦争
民族自決、人種差別撤廃、共産主義の終焉)
第2部 日本の外交戦略を考える(普遍的価値観と自由主義的国際秩序
「価値の日本外交」戦略を構想する)

おすすめコメント

急速な近代化を成し遂げ、大国ロシアも打ち破った戦前の日本が決定的に誤ったのは、「統帥権の独立」が政争の道具として登場した時だ。逆に言えば、政治と軍事が国家最高レベルで統合されていない限り、日本は同じ過ちを繰り返すかも知れない──。「官邸外交」の理論的主柱として知られた元外交官が、近代日本の来歴を独自の視点で振り返り、これからの国家戦略の全貌を示す。

著者紹介

兼原 信克 (カネハラ ノブカツ)  
1959(昭和34)年山口県生まれ。同志社大学特別客員教授。81年に東大法学部を卒業し、外務省に入省。外務省国際法局長を経て、2012年に内閣官房副長官補に就任。14年より新設の国家安全保障局次長を兼務。19年に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)