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懐疑論 古代ギリシアからデカルト、陰謀論まで

中公新書 2894

出版社名 中央公論新社
出版年月 2026年2月
ISBNコード 978-4-12-102894-5
4-12-102894-5
税込価格 1,078円
頁数・縦 231P 18cm

商品内容

要旨

人間は、つねに疑念を抱く生き物である。錯覚や幻覚、虚偽や真実、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花開く。2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたるための手引書。

目次

第1章 古代ギリシアでの勃興(プロタゴラス―相対主義の祖?
古代懐疑主義の概要
ピュロン―生き方としての判断保留
中期アカデメイア派―理論的立場としての判断保留)
第2章 ピュロン主義(判断保留の徹底
判断保留に導く「十の方式」と「五つの方式」
ピュロン主義の目標と、そこへの筋道
ピュロン主義に対する疑問と応答)
第3章 近代以降の姿(モンテーニュ―理性の限界、信仰の場所
デカルト―真実を追い求めて
全面的懐疑論と局所的懐疑論)
第4章 ウィトゲンシュタインとその周辺(古代懐疑主義の継承
近代的な懐疑論への批判
主張することに伴われる責任
判断の保留、批判の継続、回帰の反復)
第5章 懐疑主義の意義(性急さから遠ざかる
無責任な懐疑から遠ざかる
果てしなさへの怖れを超えて)

出版社・メーカーコメント

私たちはたえず一抹の疑いを現実に向ける生き物である。錯覚や幻覚、虚偽(フェイク)や真実(トゥルース)、善や悪、陰謀論とどう付き合うか。ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームが展開し、ウィトゲンシュタイン以降新しく花を開く。二五〇〇年の軌跡をたどることで人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたる手引書。

著者紹介

古田 徹也 (フルタ テツヤ)  
1979年熊本県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学教育学部准教授、専修大学文学部准教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は、哲学・倫理学。著書『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ、第41回サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)