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オックスフォードからの警鐘 グローバル化時代の大学論

中公新書ラクレ 587

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-12-150587-3
4-12-150587-5
税込価格 880円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

ワールドクラスの大学は「ヒト・モノ・カネ」をグローバルに調達する競争と評価を繰り広げている。水をあけられた日本は、国をあげて世界大学ランキングの上位をめざし始めた。だが、イギリスの内部事情を知る著者によれば、ランキングの目的は英米が外貨を獲得するためであり、日本はまんまとその「罠」にはまっているのだという―日本の大学改革は正しいのか?真にめざすべき道は何か?彼我の違いを探り、我らの強みを分析する。

目次

序章 日本の大学が世界の「落ちこぼれ」になる
第1部 「スーパーグローバル大学」の正体
第2部 文系学部廃止論争を超えて
第3部 海外大学・最新レポート
第4部 ガラパゴスからの脱出
終章 「グローバル大学」への警鐘―日本の大学は何をめざすべきなのか?

おすすめコメント

大学ランキングで、なぜ評価されないのか? 文系学部廃止論争はなぜ不毛なのか? 世界最高峰、イギリスの伝統大学から見えるもの。

著者紹介

苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
1955年、東京都生まれ。オックスフォード大学社会学科および現代日本研究所教授、セント・アントニーズ・カレッジ・フェロー。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、ノースウェスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。放送教育開発センター助教授、東京大学大学院教育学研究科教授を経て2008年から現職。著書に『教育の世紀』(サントリー学芸賞受賞)、『階層化日本と教育危機』(大佛次郎論壇奨励賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)