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生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

中公新書ラクレ 765

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-12-150765-5
4-12-150765-7
税込価格 902円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

イネにとって老いはまさに米を実らせる、もっとも輝きを放つステージである。人間はどうして実りに目をむけず、いつまでも青々としていようとするのか。実は老いは生物が進化の歴史の中で磨いてきた戦略なのだ。次世代へと命をつなぎながら、私たちの体は老いていくのである。人類はけっして強い生物ではないが、助け合い、そして年寄りの知恵を活かすことによって「長生き」を手に入れたのだ。老化という最強戦略の秘密に迫る。

目次

第1章 「老い」は「実り」である
第2章 「老い」が人類を発展させた
第3章 ジャガイモは死なない―死を獲得した生命
第4章 そして男と女が生まれた
第5章 限りある命に進化する
第6章 老木は老木ではない
第7章 「若さ」とは幻である
第8章 植物はアンチエイジングしない
第9章 宇宙でたった一つのもの

出版社・メーカーコメント

どうして人間以外の生き物は若返ろうとしないのだろう?イネにとって老いはまさに米を実らせる、もっとも輝きを持つステージである。人間はどうして実りに目をむけず、いつまでも青々としていようとするのか。実は老いは生物が進化の歴史の中で磨いてきた戦略なのだ。次世代へと命をつなぎながら、私たちの体は老いていくのである。人類はけっして強い生物ではないが、助け合い、そして年寄りの知恵を活かすことによって「長生き」を手に入れたのだ。老化という最強戦略の秘密に迫る。「国私立中学入試・国語 最頻出作者」3年連続1位(日能研調べ)

著者紹介

稲垣 栄洋 (イナガキ ヒデヒロ)  
静岡大学大学院農学研究科教授。静岡県出身。岡山大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。農林水産省、静岡県農林技術研究所等での勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)